2020/07 時点での Serverless NEG のハンズオン資料です。
複数の記事に跨って作成しており、1番目の記事になります。
構成
この記事の内容は長いため複数の記事に跨って作成しています。
適宜、興味のある記事を参照して下さい。
- <本記事> Serverless NEG とは?
- Cloud RUN, App Engine, Cloud Functions の準備
- サブドメインの設定
- External HTTP(S) Load Balancer の作成
- リソースの削除
やること
Serverless Network Endpoint Groups の概要を把握します
Serverless NEG とは?
正式名称は Serverless Network Endpoint Groups です。
GCP には Network Endpoint Group (NEG) という機能があり、 Zonal Network Endpoint Groups と Internet Network Endpoint Groups という 2 種類の NEG がありました。
2020/07/08 に GCP のサーバレスなコンポーネントに対応した NEG の Beta 版が出ました。
現在、 Serverless NEG が対応しているのは Cloud Run, Cloud Functions, App Engine です。
2020/07/27 の時点では Pre-GA というステータスであり、GA までに機能やサポートの制限の変更がある可能性がある状態です。
- Serverless network endpoint groups overview
次の図は、 HTTP(S) Load Balancing model に Serverless NEG がどのように収まるかを示しています。
上記のように、Load Balancer の実際のバックエンドサービスとして、Cloud Run などを使用することが出来るようになります。
Cloud Run や App Engine などは、単独でも強力なスケーリング機能や高い拡張性があるサーバレスなコンポーネントですが今回のアップデートにより、そのコンポーネントを GCP の強力な Load Balancer のバックエンドに設定することが出来るようになり、構築出来るアプリケーションの拡張性がさらに高くなります。
上記の図では、Serverless NEG は or
で表現されていますが、 URL map などを適宜設定することにより、 1 つの Load Balancer の配下に複数のサーバレスコンポーネントを設定することも出来ます。
今回は、 1 つの Load Balancer の配下に、Cloud Run, App Engine, Cloud Functions を 1 つずつ設定して、Web ブラウザで挙動を見てみようと思います :)
まとめ
これで Serverless NEG の概要を把握しました!!
次は Cloud RUN, App Engine, Cloud Functions の準備 をやっていきます!
Have fun! :)